九州には国の指定を受けた特別天然記念物が12件、天然記念物が140件以上あります(2011年11月現在)。それらは四季の移ろいに応じて様々な顔を見せ、九州を訪れる人々は感嘆の声をもらします。
そんな自然豊かな九州の中でも、「都井岬ソテツ自生地」や「岬馬およびその繁殖地」など九州最多の37件もの特別天然記念物・天然記念物を有する宮崎県では、天孫降臨の地と言われている"神話の里"・高千穂や、波型の岩場が洗濯板に見える「鬼の洗濯板(岩)」などの神秘的な自然の姿に加えて、イースター島の長老たちの許可を得て作られたモアイ像や日本で2番目に高い大吊橋など、自然と調和した個性的な建造物も楽しめます。ちなみに、日本一の高さを誇る大吊橋は隣県の大分にあるので、吊橋の歩き比べもオススメです。
その他にも、自然と親しみながらジオ(地球)について学べ、観光ができる「ジオパーク」に日本で初めて認定された長崎県の島原半島や、日本三大カルストのひとつである平尾台カルスト地形が広がっている福岡県の平尾台、世界最大級の大きさを誇るカルデラがある熊本県の阿蘇と、九州各地で珍しい自然と出会うことができます。
九州の自然は、他の場所では見ることのできないものばかりです。そこに生息する動物と触れ合ったり、ガイドさんから詳しい説明を受けたりできる場所もあるので、教育旅行では、九州の自然に包まれてたくさんの思い出を作ってください。
おすすめ情報
阿蘇火口、草千里熊本
- 荒々しい大地、翡翠色の湯だまり、立ち上る噴煙……何度見ても大地の息吹に圧倒されます。また、火口周辺に広がる阿蘇の大自然を案内人と歩くと、新たな発見がありますよ。
青島宮崎
- 亜熱帯の植物が自生し「鬼の洗濯板(岩)」と呼ばれる波状岩に囲まれた見事な景観を誇る宮崎を代表する観光名所。隣接する青島ビーチではサーフィンをはじめとするマリン体験が充実しています。