自然や環境への関心が高まっている今日では、3R(リデュース・リユース・リサイクル)運動やエコ活動など、環境保全のための取り組みが注目を浴びています。豊かな自然に恵まれている九州を教育旅行で訪れれば、自然を活かすアイデアに触れたり、環境に配慮して造られた施設を見たりと、自然と共存共栄するためのヒントを多数発見できます。
福岡県の北九州市にあるミュージアムでは、工場からの排煙や排水によって引き起こされる大気汚染や水質汚染に悩まされていた同市が、いかにしてそれらの公害を乗り越えたのかという歴史に加え、現在ではどのような工夫をしているのかについても知ることができます。また、熊本県水俣市の資料館では、水俣病の悲劇を繰り返さないように様々な資料を公開したり語り部さんが活動したりと、その地域ならではの内容の濃い環境学習を受けられます。
この他にも、太陽光発電設備やコンポスト、水を再利用するための下水処理場などを設置しているテーマパーク、火山エネルギーを有効活用している日本最大の地熱発電所、生ゴミやし尿などを資源として活用する資源循環施設など、九州には思い出に残る環境学習を行えるスポットが満載です。
教育旅行では、九州でしか学べないエコ・環境に関する学習プログラムを体験して、環境問題に対する知識や経験を身に付けてください。まずは自然や環境を知ることが、環境保全の第一歩となります。
おすすめ情報
水俣市環境学習熊本
- 水俣病を経験した語り部の言葉は、生徒一人一人の心に社会や心の在り方を深く問いかけます。ぜひこの地で、人権や生命、環境や暮らしについて見つめ直していただきたいです。
- 北九州市は、深刻な公害を克服した"環境モデル都市"です。 この施設では公害克服の歴史や身近な環境問題などを パネルや映像、ゲームや体験学習プログラムを通して楽しく学べます。