1990年の雲仙普賢岳の噴火や2016年の熊本地震など、九州では過去に大きな災害が起きました。しかし、その経験を未来への学びの糧とし、防災・安全について理解を深める九州ならではのプログラムがあります。災害を経た実経験があるからこそ、未来を担う子供たちへ防災の必要性、重要性を伝えたい。九州への教育旅行が災害に対応できる能力、生きる力を育んでいきます。
熊本県観光連盟、熊本県ならびに2市1町2村(熊本市、阿蘇市、益城町、南阿蘇村、西原村)は連携し、「防災・減災」をテーマとした教育旅行プログラムを造成、熊本地震により、減少した修学旅行生の需要回復に向け取り組みを行っています。 その取り組みの一つとして阿蘇火山博物館にて教育旅行プログラム「阿蘇と共存する阿蘇もんから学ぶ防災」を開始致します。
雲仙・普賢岳噴火による災害の事実と噴火から復興への道のりを、生きた教材として提供しています。火砕流・土石流をCG合成で立体的に表現した「平成噴火シミュレーション」や直径14メートルのドーム型スクリーンなど最新の施設と映像で学ぶことが出来ます。
おすすめ情報
- 自然災害のメカニズムや防災・減災への心得、復旧・復興の在り方など、実際に地震を体験したガイドが分かりやすく子供たちに語り伝えるプログラムです。
雲仙岳災害記念館長崎
- 見て触れてリアルに体感しながら、わかりやすく学習できる「火山体験ミュージアム」。2018年4月にリニューアルし、ますます火山や防災を楽しく学べるプログラムが充実します。
- 農業に関する体験や学習により、農業の大切さを学び、仲間との絆を深め、協調性を育みます。また、併設の「口蹄疫メモリアルセンター」では、過去に宮崎で猛威を振るった口蹄疫の展示を通し、いのちの尊さを学ぶことができます。